ファーハット（フェルト）の保管用に専用のハットボックス（購入時の箱）はあると思います。

案外パナマハットにはないのです。春夏のパナマと秋冬のファーハットを交換すれば１つで済みますが、そうもいかないのが旅行や仕事で出張する際のハットケース。

被ったままいけばいい。と言われるでしょうが、機内や車内（電車やクルマ）では着席時には脱ぎますよね。

一般の生活の中では、ハットの置き場に困ります。

セレブリティのように誰かに預けることが普通ではないので、ハットを被らない時、それは置き場がありません。着目したのはブランドバッグの外箱を利用したハットボックスやハットケース。元々が空き箱ですから、商品価値（バッグやシューズが商品で外箱は付属品）は最初からありません。そして持ち運び前提のものではなく普通の外箱なのでキャリーハンドルがありません。

リサイクルを前提としたハンドメイドのケース。さらにちょっとサイズが違うもの（薄い箱）には透明アクリルをつかったスケルトンケース。中身確認が一発です。

ペーパークラフトとレザー加工ではほとんど接着と金具のカシメ。日曜大工レベルで作業は可能でした。入手できる空き箱も数が限られていたので、さまざまなハットケースを工夫しました。気にしていたのは強度。持ち運びには軽量が一番。かといって作りが弱いと壊れてしまう。丈夫かつ耐久性を最小限のパーツで構成しました。

意外なところでは、アウトドア用のソフトコンテナ（一般名称）がジャストサイズでハットケースになるものもあり、思ったよりも収穫は大きかった。

ラクマのショップで全部の商品を扱っています。

ローラブルハット（クラッシャブル）も同様に作成してみました。直径10CM長さ28CM。

すべて世の中にデビューしていただき、使う人の手で世界中を持ち歩いていただきたい。ハットたちの願いです。

最新版（3/17）を発信しました。最適化された箱・ハットキャリーは日本酒大吟醸、桐の箱。枕のようにボトルネックのくぼみがピッタリとハマり、うまくハットがしっかり固定されます。これはハンドメイドではありませんが…ジャストサイズ（長さ32CM深さ8CM横幅9CM）でピタリと蓋が締まります。