アメリカ合衆国第26代大統領セオドア・”テディ”・ルーズベルト。
サウスダコタにあるラシュモア山の胸像(右から二番目がテディ・ルーズベルト)
1902年の秋、”テディ”ルーズベルトは趣味である熊狩りに出かけたが、獲物をしとめることができなかった。そこで同行していたハンターが年老いた雌熊のアメリカグマを追いつめて、最後の1発を大統領に頼んだが、ルーズベルトは「瀕死の熊を撃つのはスポーツマンシップに欠ける」として撃たなかった。
このことが同行していた新聞記者のクリフォード・ベリーマンによって記事にされ『ワシントン・ポスト』紙に挿絵入りで掲載された。この挿絵のベアは「ベリーマンベア」と呼ばれた。
このルーズベルトの逸話に触発されて、ロシア移民モリス・ミットムがアイデアル社(Ideal Novelty & Toy)を興し、熊のぬいぐるみを製造したのが、アメリカ国内初のテディベア・メーカーといわれている。
1904年のセントルイス万国博覧会ではドイツのシュタイフ社のテディベアが出品され、グランプリを受賞している。”テディベア”という呼称は新聞記事が最初であり、独占的な商標でありません。
Hey3hatter(へいさんハッター)では、それから100年経ち多くのブランドが”テディベア”を取り扱っている点に注目、特に手のひらサイズ(高さ10CM程度)のバッグチャームなどのアクセサリを販売します。
日本の帝国ホテルやオークラでも宿泊者用に専用ベアが作られ(基本無料か限定販売)、★のあるホテルにはテディベアは当たり前のように存在します。
ヒルトンホテル最上級のコンラッドには”コンラッドベア”がいます。
コーヒーの美味しいタリーズには”バリスタベア”がいます。
成人の三人に一人はテディベアと寝ている(元ネタあり)と称される英国人。子供のころからテディベアと過ごしているからでしょう。バーバリーは”トーマスベア”という名でバッグチャームを定期的に製造販売しています。
プラダ・コーチ・セリーヌ・グッチ。名だたるブランドもテディベアを作っています。Hey3hatter(へいさんハッター)では専用のドールケース(ハンドメイド)に入れてお届けします。
ちなみにこのテディ・ルーズベルト大統領はパナマハット(パナマ運河の作業者たちが被っていたトキヤ草のハット)を有名にすることにも一役買っています。
あまりにも精巧なパナマハット(水が漏れない)に感心し、パナマハットを被っている写真を記者に撮らせた。ハリウッドスターたちがこぞって真似をして被るようになり、生産地はエクアドルなのに<パナマ運河のハット>としてパナマハットになってしまった。
エクアドルの世界遺産である産地クエンカ・パナマと最高技術者の住むモンテクリスティ・パナマがあります。詳細はブログでご紹介しています。
最後はベアー繋がりの【ベアー・サーフボード】、映画ビッグウェンズディで有名になったサーフブランド。
紆余曲折あっていまはイタリア・ミラノに本拠地をおく【ベアー・サーフボーズ・インダストリー・SRC】に生まれ変わりました。ベアー・サーフボーズ・インダストリー・SRCで10年余り、もちろん新しいボードもアパレルもあつかっていますが、当店は昔ながらのクラシックロゴTのみの扱い。
アメリカや日本のライセンスものよりも少々割高ですが、さすがミラノの会社、生地がGOOD。簡単によれそうもない適度な厚みのコットン仕様です。