クラウンが歪んだハットを目にします。不用意にクラウンに触ること、保管が良くないことが原因ですが、歪みは勝手に直りません、徐々に形が崩れていきます。

女性の帽子は比較的大きめが多く、ハットブランドはハットケースを作っています。有名なところではLUIS VUITTONのボワットシャポー。グッチやシャネルも移動中の帽子保管にケースを作っています。ただし帽子同様高額です。

ところが男性用となるとこれがさっぱり。せいぜいボルサリーノの四角いケースどまり。

残りは購入時の箱にしまうだけ。それはどこにあるかというと自宅の衣装ロッカーの上の棚。

ではお出かけした先（仕事先）ではハットはどうしているんでしょう？ずっと被ってはいられませんよね。

＊適当なハンガーのフックにかけてしまうため、内側から変形してしまう。
＊ロッカーとかの最上段に詰め込んでしまうため。両ブリムに極端に圧力が掛かる。
＊紙袋かなんかで一応入れているが、立ててしまうため片方に重力が掛かってしまう。

＊案外デスク回りに被る向きのままポンと置いている。時々クラウンを触るため徐々に凹凸が増えてきた。

こんな感じでしょうか？

保管は軽くブラッシングしたあと、基本は上下逆さまにしてインナーフードを上にした状態で、ブリムを全部丸め水平な状態に保ちます。理由は重力に逆らわないこと。作った時の状態を維持するには、着用後毎回これを実施することであなたのハットは寿命を延ばしていきます。

＊ハット専門店トキヤ堂さんのハットのお手入れについて

馬車の時代、ハットは必需品。お店にはクロークがありコートと一緒に預けられました。
クルマに乗るとき、ハットは脱ぎます。助手席が空いていれば助手席に置く。
では電車ではどうでしょう？着席したら脱ぎますよね。網棚ですか？膝の上ですか？

航空機の荷物棚は元々ハットラックという名称でした。

文字通りStetson Stratolinerのように被ったまま搭乗し、ハットラックに置いたわけです。※ストラトライナーは世界初の大陸間横断旅客機ボーイング307の愛称（1939年製造）、その搭乗記念用ハットがステットソン・ストラトライナー（1940年）の誕生です。ユニークなステットソン創業者のアイディアです。

いま、このラックはオーバーヘッドビンと呼ばれ、手荷物を入れています。

ビジネスクラス以上ならコートやバッグと一緒にCAに預けられますが、エコノミーシートは手荷物いっぱいで乗り込んできます。その隙間はほぼないに近い。

Hey3hatterではさまざまなハットケースを提案しています。しかもできるだけ安価に。
折りたたみのローラブルハットも含めて、ハットの行き場を探す人たちにリーズナブルなハットケース。ラクマのお店でご覧ください。

獺祭の桐箱は偶然にもジャストサイズでした。

最近みつけたTHE NORTH FACEのソフトコンテナ。正確にはBCラウンドキャニスター4インチ。元々アウトドア用の道具入れですが、これが実はピッタリとハットケースに。使用していないときはファスナーを外してまったいらに。

国際会議や海外出張、避暑や旅行のお供にハットを持ち運びするハットキャリーが活躍します。

当初の話題。クラウンの歪んだハット。ですが、帽子屋さんに持ち込んで修正してもらいましょう。「入院一か月の重症です」と判断されるか、「日帰りできますよ」か容態（状態）によりますが、診察なしで自宅で治すことは難しいとご理解ください。【帽子のクリーニングやさんのウェブサイト】にまずご連絡。

Hey3hatterのリサイクル・ハットケースの例⇒レザーハンドル付きハットケース