｜すべてのスポーツが中断しているいま、中継のないコンテンツにスポンサーは支払いするのか？

 

早速、DAZN支払い拒否報道（ロイター通信）があった。10年間2,100億円という途方もない金額でスカパーから放映権料を奪ったDAZN。Jリーグは詳細を明らかにしていないが、まずそれは間違いないだろう。

 

 

なぜならJリーグどころかUEFAチャンピオンズリーグ・プレミア（イギリス）・リーグアン（フランス）・ラリーガ（スペイン）・セリアA（イタリア）・スュペル・リグ（トルコ）など主要ヨーロッパサッカー。

 

野球はMLBとNBP（日本プロ野球の一部）、モータースポーツはF1・F2・F3、ラグビーは日本トップリーグ・ワールドラグビーセブンズ・欧州チャンピオンシップ・プレミアシップラグビー（イギリス）。アメリカンフットボールのNFL。バスケットのBリーグ。テニスのWTA。ゴルフのPGATOURなど。

 

世界200か国を網羅する一大メディアとなっているDAZNの資金源（株主）はパフォームグループというブッキング会社。そうトトカルチョ（正確にはトトカルチョはサッカーのみ）が資金源となっているから。中継があって初めてブッキングが成立するわけで、ブッキングなき試合に金を払う人はいない。

 

 

この仕組みを調べているサイトはこちら

 

これだけ世界のメジャースポーツの放映権料を支払うDAZNだって保険料じゃ支払いできる金額じゃない。いったい何十兆円になるのかってことだ。

 

Q:払ってくれ　→　A:じゃあ、試合をやってくれ。　

Q:いやコロナじゃ無理だ。　→　A:じゃあ、無理だ。　

答えはシンプルだ。

 

情報筋によるとDAZNは今後のシーズンに関しても、開催時期などの最新情報が提供されるまで放映権料を支払わない意向。

 

資金力の弱いJ2/3のチームの経営、Bリーグの経営、もちろん大変なことに追い込まれたわけだけれど、何を根拠に踏ん張るかが勝負になる。チャリティマッチや特別なコンテンツ配信、レギュラーで稼げなければイレギュラーを開発するしかない。待っているだけでは泥船のまま沈むだけ。