マスターズは絶対に中止できない！

次々と中止発表の中、マスターズは延期としている。

放映権料ワールドワイド（2,400万ドル）、CMスポンサー3社（各800万ドル）、その資金から全米放映権をマスターズ委員会が買っている。パトロンからの入場料は最初の三日間（月曜から水曜）で延べ15万人から1,125万ドル、決勝ラウンド入場料は単価が上がり115ドルとなるので16万人が購入して1,840万ドル。オーガスタナショナル内での飲食及びグッズ購入は6,000万ドル。

合計すると、PGAではなくオーガスタナショナルが1億ドル以上の収入を得ていることになる。経費半額でも5,000万ドル。たった一週間の出来事だ。どんな理由であっても延期はあっても中止はできない。

ちなみにスポーツの最高峰スーパーボウルはFORBESのブランド価値として5億8,000万ドルとされ、CM収入だけで2億9,200万ドル。NFL自体はなんと140億ドルという収益を上げたこともある超優良コンテンツ。日本円にして1兆5,000億円というスポーツだ。

さて肝心のマスターズ延期開催。GDOニュースでは以下のような情報が出ている。

LPGAツアー選手のマリア・アレックスが10月5日から12日までを予約していたオーガスタのヒルトン系ホテルから勝手にキャンセルされたとTWEETしたことをきっかけに、マスターズはオーガスタ周辺のホテルを買い付けて高額取引を狙っているとした。この情報が最有力とみられる。（開催予定 10/7-10/11）

夏が酷暑になるオーガスタでは秋が当然ねらい目。まだ開催新しいSHRINERS HOSPITAI FOR CHILDREN OPEN（ラスベガス・TPCサマリン開催）を1回スキップさせても、ヒューストンオープンは休ませて、主力選手をアジアに派遣しなくてはならない韓国・日本・中国ツアーはなんとか顔を繋ぐことはできる。

この日程は2019-20ツアーの日程、今年の10月2週目は10/7-10/11

追記：4/10 最新のオーガスタ・クロニクル発表のNEWSでは、開催は11/12-15とアナウンスするだろうと。これは10月の韓国・日本・中国ツアーから帰ってからということ。

この日程表は昨年のもの。NOV.14-17 MAYAKOBAの前の週に滑り込むことになる。（開催予定11/12-15）

追記２：PGATOURのツアースケジュール更新（4/10）

マスターズトーナメントNOV.12-15とはっきり読み取れる、PGAの発表。

ちなみに日本から行くツアー（多分組まれるだろう）では、1週間最初から最後まで見られるツアー（デルタエアー・エコノミー/ホテル2名1室）で180万円から。