｜2か月に及ぶRWC（ラグビーワールドカップ）が終わった。

 

前回2015年”五郎丸人気”が続かなかった理由は、その後の国内リーグ（トップリーグ）やスーパーラグビーがあまり中継されなかったこと。”一生に一度のRWCがやってきて再びその火がついた”わけですが、火を消さないためにも継続してトップリーグやスーパーラグビーを応援しなくちゃね。

 

昨年からNZのスタープレーヤー、ダン・カーターの入団で一段と力をつけた神戸製鋼コベルコスティーラーズ。

日本代表ラブスカフニがけん引したクボタ・スピアーズには、南アのNo.8だったドウェイン・フェルミューレンがいます（2020年はスーパーラグビーのブルズ入団）。

2020年シーズンからNZオールブラックス・キャプテンのNo.8のキアラン・リード（世界で最も影響力のあるプレーヤー）がトヨタ・ヴェルブリッツに入団決定。

昨シーズン、ラグビー部員の逮捕者を出し出場辞退していたヴェルブリッツがキアラン・リードの参入で息を吹き返すでしょう。

 

キアラン・リードの次のオールブラックスキャプテン候補ナンバーワンがサム・ホワイトロック。オールブラックスでもありスーパーラグビー優勝クルセイダーズの主要メンバーだったホワイトロックが所属するのがパナソニック ワイルドナイツ。

 

どうです？レジェンドがぞくぞくと日本でプレイします。ちなみに、こちらが2019年先シーズンのトップリーグ準決勝・決勝戦の結果。決勝はクボタVS神戸製鋼でしたが、次シーズンは世界のレジェンドの活躍でリーグ戦はさらに盛り上がることでしょう。そして2021年プロ化に向けた動きも高まることでしょう。

 

この観客数を見てください。決勝戦で7,890人。まだまだマイナースポーツのラグビーです。

 

何故スーパースターたちがセミプロのトップリーグに来るのか？　それはラグビーの報酬はほかのスポーツに比べ、圧倒的に安いこと。サッカーで1億円プレーヤーは常識でしょうが、ラグビーではまれです。TV中継も20数か国、視聴人口も少ない。だからプレーヤー報酬も格段と低く、スタープレーヤーであっても稼げない国にいるより高額報酬を出す国に移籍します。これからプロ化する日本のトップリーグはチャンスなのです。

 

盛り上がるのも得意ですが、人気が冷えるのも早い。やはりTV無料中継に依存する日本のメディア事情ははっきりしていています。もう一度日本代表メンバーの顔を。

 

 

 

2020年はトップリーグ、スーパーラグビー、そして東京オリンピックのセブンスに繋がっている。このへんでちゃんと応援しましょう。

 

2019年チャンピオンは＜神戸製鋼コベルコスティーラーズ＞

 

そして時期が大幅に重なりますが、2020年最後の参加となるスーパーラグビー＜サンウルブズ＞、2020年シーズンはニュージーランドの強豪と多くぶつかるシリーズ。日本に世界のスーパースターがまた集まります。

初戦は2020年2月1日福岡レベルファイブスタジアム（VS REBELS）

 

日本での全7戦のスケジュールはこちら→SUNWOLVES SCHEDULE 

 

オールブラックスに多くのメンバーを送り込むクルセイダーズや強敵ハイランダーズとも戦う（残念ながらこのシリーズではROUND17でNZでの試合となる）。ハイランダーズGIFアニメのユニークなメンバー紹介はこちら

 

最後にセブンズ・ジャパン。東京オリンピックはたった3日間（男子は７/27・28・29、女子は7/30から8/1）で一気に行われます。前後半7分のセブンズ。オールコートを走るまくるセブンズは東京スタジアムで開催されます。

 

セブンズジャパン（男子）の前期2018-2019の成績15位、サクラセブンズ（女子）の前期の成績11位。

 

ところで、五郎丸はいまどこにいる？　プロ契約でヤマハ発動機ジュビロにいます。

 

ちなみに、RWC日本代表はリポビタンDの大正製薬、SUNWOLVESはヒトコミュニケーションズがスポンサー。大正製薬は主要取引先の三井住友銀行のイギリス支店に日本代表だった宿澤さんがいたことでラグビー支援が始まった（出典：週刊新潮）。SUNWOLVESの契約は元ラガーマンだったヒトコム社長安井さんの決断（出典：なんくるナイト）。日本ラグビーは熱い男たちの絆で繋がっています。