夏から秋にかけて襲ってくるもの、それは台風。誰も喜ばない地球からのお届け物。

｜熱帯低気圧（タイフーン・ハリケーン・サイクロン）とは

発生場所により呼び名が変わる熱帯低気圧＝トロピカル・サイクロン。日本名は台風。

ただよくわからないのがTVの台風情報「大型の台風が近づいています…高波に注意してください」とか「ものすごい勢いの台風です」とか、その意味が不明確。

アメリカのハリケーンは「カテゴリー５のカトリーナがフロリダ半島に上陸」なんとなくそのカテゴリーさえわかれば勢いは想像できる。

そもそも熱帯低気圧は以下の３つに大別される。

日本を含む北西太平洋・アジアはタイフーン、アメリカなど北中米（一般的に大西洋）はハリケーン。その他の地域（インド洋）はサイクロン。熱帯海上で発生する低気圧（上昇気流と雲の回転）、地上で起こる渦がトルネード（竜巻）と呼ばれる。

主な強さは最大風速で表記され、規模が半径で表されるが、風速もハリケーンでは1分間平均（シンプソンスケール）、タイフーンでは10分間平均で表される。

図のように台風は32,6m/Sでクラス5になり、それ以上がないが、表現が強い・非常に強い・猛烈な台風。となるだけです。国際表記では強い＝カテゴリー２でしかない。スーパータイフーンの風速70m/S＝カテゴリー５。建物倒壊の規模になるわけです。

＜シンプソンスケール＞

あきらかにこういう方がわかりやすい。台風の被害も下図のように地図の右側は要注意を促すこと。

ハリケーンやタイフーンでは固有名詞が使われることが多いが日本名：台風はただの発生号数。これはわかりにくい。

「強い台風24号は父島沖をゆっくり北上！」よりも「カテゴリー２のタイフーン・シマロンが父島沖50KMにあり、時速20KMと自転車なみの低速で北上中！」でわかりますよね。10号だか11号だか数字は気象庁だけで使えばいいと思います。発生元のフィリピンではちゃんとタイフーンに名前はつけています。

過去のハリケーンのサイズ比較はこちらのYOUTUBEで

追記10/11 Super Typhoon HAGIBIS Toward Japan

カテゴリー5のスーパータイフーン＜HAGIBIS＞日本大接近中。いまのうちにやるべきことを！　

F1 日本グランプリ予選は日曜朝に、RWCの土曜日10/12の試合はキャンセル。当日の外出は危ない！