｜師を持たない人は誰の師にもなれない。

教師・監督・コーチ・師匠…師は弟子を育て弟子はやがて師となり大きな環は続いていく。

師を持つことで得られることは弟子の人生に大きく強く作用する。

師がNO!　と言ったら何があってもNO!　師を超えることで師よりも偉くなることはない。師は絶対。弟子は後輩として環の中で腕を磨いていくだけだ。

Y興業の芸人の事件を発端に会社との意見の違いがTVを賑わした。

ここは銀座七丁目劇場（1994年）から始まる＜師を持たない芸人＞ダ●ンタ●ンを筆頭とした自分がTOPを目指す人たち。現▲崎会長がつくった旧体制から抜け出した現在の東京芸人（師弟関係のない）たちの集まり。旧新喜劇は何も変わらず延々と繋がっていくが、七丁目出身者は長男であるダ●ンタ●ンの意見を聞くべきだろう。七丁目劇場を始めた人たちがそれをなんとかするしかない。

J事務所はJ会長が育てた若いアーティストが集う集団。S●APの解散騒動があっても師Jさんが生きている限りそれは大きな問題ではなかった。Jさんの娘にこれが務まるわけではなく、組織を長男幹部の近藤●彦さんがまとめるべきだろう。

いざと言う時に＜師を持たない人たち＞は、進み先を迷うことになる。

スターウォーズが延々と続いているのも＜ジェダイ＞という帰結点があるから。たとえダークサイドにダース・ベイダーが落ちようともジェダイは＜騎士道＞で絶対的な環の中心に回っている。

※ジェダイの起源は＜時代劇：JIDAIGEKI＞、武士道を発端とする修行者集団をイメージしている。

「俺が俺が、私が私が」と個を主張する時代、YOUTUBERが人気職種というのも師を持たない人の発想。就職した会社に定年までいるつもりの人はもう誰もいない。

師になる人には弟子時代があった。弟子は師になれるが、＜師を持たない人＞は誰の師にもなれない。

第二次世界大戦で連合軍が最も恐れていたこと。それは天皇という師に国民が一丸＜特攻隊＞となって立ち向かってくること。倒しても倒しても次が現れること。マッカーサーは天皇を無くさずに天皇の上に立つことで、その天皇の支配力を継続させることで日本国民を治めた。

天皇を支配下に入れたGHQの次の作戦は家長制度の廃止。家族関係で言えば家長制度、かつては爺ちゃんが一番だった。「身近な師の効力を失わせることで、次の世代に一丸となるチカラを持たせないことだ」核家族は子供を中心とした平和な世界に変わってしまった。

師は直接関与しない人でもいい。尊敬に値する人でいい。本の中、見た映像の中、師を仰ぐ人はその意志が伝わっていく。自制心や相手を思う余裕も生まれる。調子のいい時は問題なく機能する七丁目出身者に必要なこと。それは長男を筆頭とした組織＜絶対的な環＞をつくること。

わかっている人が始めないといけない。太陽系周回する惑星のように、＜環＞は美しく機能していく。引力が働かなくなれば二度と元の位置には戻れなくなるのだから。

7/27 新聞TV欄の写真：松本人志のすべらない話の紹介（長男頑張っていた！）

左行頭の縦読み＜がンばれお笑い芸人＞引用スポニチ