｜たった一票で何になる？

 

そう言って選挙に行かないと組織票で決まった人に決まってしまう。組織票とはその人たちだけが受ける恩恵を期待した票。当然組織票で当選した議員は投票者の方を向きます。

 

 

同じ歳の人はだいたい100万人。行かないと100万の票が捨てられる事になる。

「いいひとがいない。誰がいいかわからない…」理由はいろいろあるでしょう。

生徒会長を覚えていますか？学校をよくしようと必死にやっていたでしょう。

声を聞く気になれば、聞こえていなった声を聞くことが出来ます。

 

さて選挙に行くと何が変わるのか？

 

答えは未来です。1年後2年後3年後。未来は政治家によって変わります。法律や実行の優先権を変えることができる。道路よりも福利厚生、老人の年金よりも若者の雇用。みんな言いたいことはあります。

 

町の町会議員、町長、市会議員、市長、県会議員、知事、国会議員、首相と段階を経ると大きな力になる。首相が変われば国の予算を動かすことが出来ます。

 

アメリカは国民投票ではありませんが、女性大統領よりもビジネスマン大統領を選びました。株式会社ユナイテッドステイツ（比喩です）は、アメリカが貿易で黒字になることを約束しています。外貨獲得が一番利益になるからです。

「儲かるように世界中に出向いて交渉するよ」トランプさんはビジネスマンです。

「TOYOTAは買っているよ、GMも買ってくれよ！」トランプさんは当たり前に言います。

 

 

カナダの首相はジャスティン・トレドーさん47才。なんと伊勢志摩サミットの時に有給休暇を取って結婚記念日を三重県の山の中で過ごした。大麻合法化はトレドーさんの公約です。

 

 

ニュージーランド首相は38才の女性ジャシンダ・アーダーンさん。なんと世界で初めて産休を取った首相です。結婚していない事実婚。政党は連立の第二政党です。

 

 

この二国に共通するのは最新テクノロジー、カナダはトロント大のAI開発、ニュージーランドはウェリントンにあるWETAデジタル、映画の最先端CGI。これらは世界中の優秀な頭脳を集める集合体になる。外貨獲得と同じです。そのエリアは活性化します。東大京大から多くの外国人ノーベル賞受賞者は出ていますか？

 

 

政治をおじさんおばさんがやっていることが悪いんじゃなく、若い人に託すと未来は確実に変わります。

町に利益がもたらされると何が変わるでしょう？→会社は雇用を生みます。税金が多く集まります。

町に利益が生まれるとどうなるでしょう？→国の補助金の頼らない仕組みができます。

補助金は指定された約束を守らせます。→だから国の言いなり（必ず足かせがある）です。

儲かっている町ってどこでしょう？　→古くは横浜と神戸です。いまは企業誘致に成功している町は多くあります。現在（調査は2014）の第一位は愛知県飛鳥村（キャッチフレーズ：小さくてもキラリと光る村 とびしま）財政力指数1.00以上が助成金を受け取らない都市ですが、飛島村は2.07と断トツです（人口4,810人）。

 

1位飛島村は海に浮かぶコンテナターミナル、2位泊村は原発、3位山中湖村は地下水と観光、4位六ケ所村は核再処理工場、5位軽井沢町は不動産と観光、6位浦安市はTDR、7位忍野村は地下水利用の半導体会社誘致と観光など。

 

都市名/財政力指数/標準財政規模/歳入総額

引用：日本★地域番付

 

補助金なしでいることはいろいろな拘束から離脱できる。横浜の日産本社移転はもともと海を埋め立てた＜みなとみらい＞地区。東京の築地移転で大騒ぎした豊洲も同様に埋め立てが生んだ土地。長年かけて雇用や税金を生み出すのです。

 

同じことを考えるのではなく、過去の偉人たちの努力がこうなっているだけ。いま行動することが未来を変えるとはこういうことです。自分の世代で無理でも次の世代に貢献する。アクションはリアクションとなって生きていきます。（原発や核処理工場がいいとは言いませんが、安全優先であることは必須です）

 

どんな人に投票するか？　→いまではなく未来を語る人です。

 

 

いまの批判や改善は誰でも言えます。でも未来設計は時間と計画性とその費用が必要です。

言葉にできる人は、その設計に相当量の時間をかけています。語っている人がいたら少し立ち止まって聞き耳をたてるくらいはできるでしょう。

→後編へつづく