｜ パナマハットの最高峰

流行りのアメリカンブランドSUPREMEではありませんが、最高（SUPREMEは形容詞）を意味するエクアドル産パナマハット。

詳しくはトキヤ草の産地であるモンテクリスティと製造工場の集まるクエンカに大別され、現地ハッターと世界のブランド会社のOEMがあります。

量産可能なクエンカが世界のパナマハットの主流になっていますが、最高品質と言われるのが、製造段階のいぶす作業中に硫黄が使われるモンテクリスティ産パナマハット。最高の職人が18か月も要して編み込む世界のベストパナマがこれ（折り目が見えない超微細折りハット）。

1676年創業、世界最古のハッターJAMES ROCK（Lock&Co.）がオーダーするBespoke ultra-fine Montecristi Panama￡6,750（約92,3万円換算）ーいま予約しても被れるのは2年後ということー

こちらはレギュラーで購入可能なSuper Vino￡1,250（約17,1万円換算）

温泉（硫黄）のような香りがするパナマを被っている人がいたら、「モンテクリスティだな！」とイメージして声をかけてみてください。気づいてくれたことに喜び、きっと1時間くらいはハットのお話をしてくれる人でしょう。ハット好きに悪い人はいませんから。

ちなみに世界最高峰のパナマハット製作者のウェブサイトはこちら。シモン・エスパピナル氏のハットは50×50（2,500WPI）を編み、現地価格300万円を超えるそうです。