Hey3hatter誕生
日本アカデミー賞授賞式とかの中継を見るとハットを被っている方が案外いることに気づくでしょう。CM業界もそれは同じでファッショナブルな人は結構早くから被っています。
取り寄せて被ってみると「ちょっとまだ早いかな」と照れること必至。でもオフィシャルで被るとその照れは消えます。
個性を売り物に人の前に出る職業は、個性の典型であるハットとの出会いは必然でした。
イタリアのB社「なんだ、お前もか?」イギリスのC社「なんだ君もか?」そう言われてしまう前に別なハッターを見つけなきゃ。アメリカのS社に行き着く理由は先輩たちと違うハッターにすることからでした。創業が江戸時代、明治初期150年の有名ハッターは何一つ作業方法を変えない頑固オヤジのハッター揃い。
私たちのいた撮影スタジオには当たり前のメルセデスではなく、BMWが停まりVOLVOが停まりアルファロメオが駐車しています。個性の集まりである私たちが、人と違うことに魅力を見出していくことはごく自然のことでした。
25年CM業界にいたあと独立系映画製作会社に所属し、映画プロデューサーデビュー。
<制作>と<製作>の違い。それは©の有り無し。衣がつく製作は著作権(ライツ)を有します。
映画は脚本を完成することから始まります。脚本を投資家プレゼンし製作費が確保された時点でスタート。撮影・仕上げ・公開・二次使用三次使用と回収する。その期間平均10年。いまある脚本がお金になるには2029年になるということです。
日本では<製作委員会>方式でTV局・新聞社・広告会社・ネットメディア・一般企業などが自社メディアの利用料を代償として出資し、平均1.5億円コースと4億円コースによってまるでTVドラマのようなスピードと回収方法で1年足らずで完了します。
ハリウッド方式は平均60億円を10年かけて回収する以前と変わらないスタイル。私の所属会社はメインスタッフがアメリカだったので後者でした。
格安映画の日本と100億円以上のメジャー映画が同じ1,800円で見ること自体おかしなことですが、その入場料1,800円も日本だけの習慣。配給最大手T社が決めたこと。興行がグループ会社であることで社員の給料は入場料が主な収入。頼る理由はわかりますが、入場料よりもコンフェッション(スナックや飲み物)で稼げばいいと思います。アメリカでは都市によって7ドルから9ドルと価格は変動します。安いから毎回ロードショウを見ようと思うわけです。
独占禁止法は第二次世界大戦後のGHQのもとで公正取引委員会より指導されているものですが、本来映像産業はかなりルーズ(グレー)な状態と言えます。たとえばアメリカでは興行と製作は同じ系列で構成することを禁じています。
劇場経営という興行権を持つことで自社製作の映画公開は他社を排除することになる。それはテレビでも同じこと。自由競争において自社コンテンツだけを有利にするメディアは厳しく罰せられるです。著作権(ライツ)は知的財産として大きな力を持つということです。
同時スタートの音楽著作権(JASRAC)はしっかりと日本市場に根付き、カラオケボックスの登場からライツ産業としても地位をしっかりと着地させ、ライツホルダーに版権使用料を支払うシステムが確立しています。
残念なことは製作会社には倒産がつきもの。10年後までの回収期間で利益を出せない(公開前以前のコンテンツで稼ぐこと)会社には巨額な負債というリスクがのしかかってくる。回収前の私たちの負債は数億円を超えていましたので例外なく所属会社は倒産しました。
興行の世界記録は2009年<アバター>がワールドワイドで27,8億ドルを記録していましたが2019年<アベンチャーズ・エンドオブゲームズ>が間もなく塗り替えるでしょう。しかしこれも2021/2022年公開予定の<アバター2・3>が席巻するでしょう。興行はかなりな確度で予測可能になっています。
ここ10年で映画配給はまったく変わりました。北米がリードする産業であることは変わりませんがアジア45億人が注目する作品であること。特に中国・インドの25億人が見る見ないでライツ回収(通常回収は3倍から5倍)は決まるようになったのです。
20世紀のフィルム興行時代は1本30万円のマスタープリントを複製し世界中の映画館でフィルムを映写マンが上映していましたが、デジタル配給時代それはデータとしてリプリントやオンデマンドを軽量化し、特にスクリーン数が10万ともいわれる中国で配給されると売上げは一気に桁が変わる。
過去興行2位(年間2,000億円市場)を走り続けていた日本を中国はいとも簡単に抜き去り、本場北米興行(年間9,000億円市場)をも抜きにかかる勢い。
上海が映画製作都市としてハリウッド映画が量産されているいま、アジア(この大陸都市に東京は含まれていません)はハリウッドスターには欠かせないプレミア会場となっています。
東京がプレミアされない理由も配給大手T社が原因。世界同時上映が当たり前な時代に、ひと月遅れの上映をしているのは日本くらい。
日の出時間の関係から世界一速い上映は韓国になる。だからプレミアはソウル・北京・上海・シンガポール。そこからベトナム・インタイ・インド・パキスタン・中東各国からトルコを通って欧州そして北米東海岸から西海岸までワールドツアープレミアが完成しています。
映画の話は尽きないのでまた別の機会に。以降フリーランスとして映像制作を生業としていますが、まったく別な事業ハッターを始めたのはここ数年のこと。自分もシニア世代に入り、シニアでも生き生きとしているのは何かが足らない。
その何かをハット事業としたからです。顔のしわやシミは仕方ない。でも薄毛や髪の後退をハットは見事に覆ってくれ、しかもおしゃれなジェントルマンに戻してくれる。仲間や同年代の方を元気にできると想定したからです。
人の喜ぶ姿はいつ見ても楽しい。映像コンテンツでもハッターでもそれは同じ。いつまでもシャキっとした姿でいて欲しい。ハッターとしての願いです。CMや映画からの転身で始めたヘイさんハッターですが、ハットへの思いはコンテンツ制作時同様に熱いハートで販売しています。ブランド創業者スピリッツを受けて、良いハットを手に取っていただけるよう、セレクトしたハットをラインナップしています。令和元年Hey3hatterはオリジナルドメイン取得。良いハットだけを提供します。
メンズハット 通販|HEY3HATTER
メンズハットの通販ショップ【Hey3Hatter】では、ステットソンをメインにドブズやクリスティーズのいい帽子だけをセレクトして直輸入販売をしております。ストローハット・パナマハット・ビーバーハットをはじめ、ウィペット・ストラトライナーなど、ステットソンハット(DOBBS/CHRISTYS')の永久保存版を取り揃えておりますので、ぜひ自分にぴったりの一つを見つけてください。
屋号 | HEY3HATTER |
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住所 |
〒340-0011 埼玉県草加市栄町3-4-24-609 |
電話番号 | 090-4096-1911 |
営業時間 |
10:00~19:00 定休日:不定休 |
代表者名 | 平石 光男 (ヒライシ ミツオ) |
info@hey3hatter.net |