｜世の中のヒーローはすっかり病院になっている2022年。

ニューズウィークの気になる日本の病院ランキング。

 

 

調査は、医師の入力（自身の病院以外を選ぶなら）・患者の入力（満足度）などをベースにオンラインで集計、さらに専門家の意見で査定されている。コロナ禍でスコアはだいぶ下がっていますが（臨床数が減った等）、さっそく見てみましょう。今回は３年間のスコアを比較対象に日本のベスト50病院の変動を。

 

TOP25位（2021/2020/2019）

※順位のない空欄はTOP100位以下

 

特筆すべきは常時TOP10でしたが今回は3位ランクインした亀田総合病院。鴨川市のふるさと納税者に負担の少ない人間ドックを提供、またセカンドオピニオンやオンライン診療（亀田オンライン）するなど、斬新な病院運営で抜群の人気を誇っています。

 

10位ランクインの虎ノ門病院本院は虎ノ門再開発でリニューアル。病床数は868床から819床へと減らしましたが、個室を33床から216床に増やし、手術室も14室から20室に、外来診察室も78室から98室にそれぞれ大幅増とするなど各種設備を充実させました。定評のある梶ヶ谷の分院（300床）とともにTOP20位以内にともにランクイン。

 

では次のベスト26位から50位

※ランキングはニューズウィークより転用

 

TOP50はもちろん、TOP100くらいまで地域災害医療の拠点。また二次救急の拠点として日本の専門化する最新医療を支えています。大学病院は公益性のある市民病院に医師派遣しています。病院を紹介してもらう際には提携病院を知ることは重要です。私個人も市民病院からの紹介で拠点病院で治療しました。

 

日本のTOP2は世界のTOPランキングには16位と18位にランクインしています。

堂々TOPは毎年MAYO CLINIC（メイヨークリニック）。

歴代大統領や世界中のVIPが治療する病院。その売り上げは年間7兆円にも（138の国から年間131万人外来・入院患者13万人。拠点を4か所持つマンモス病院）。メイヨークリニックは米国を代表する医療機関であり、「患者と患者の家族が運命を受け入れる前に訪れる最後の拠り所」とも呼ばれています。

 

メイヨーの原則、

【考慮されるべき唯一のものは、患者の最善の利益のみであり、病人が知識を増やせるためには、力の結集が必要だ】

チーム医療が必須という意味です。たったひとつで日本のTOP50病床総数（約5万人）の2,5倍の許容量。本部ミネソタ州ロチェスター市人口10万人のうち3万人がメイヨー関係者。日本ではトヨタや日立ですね。

 

 

WHOのコロナの感染数をアプリ化したジョンズ・ホプキンス病院は総合5位（過去21年連続TOPの実績）ですが、以下のような見解で私たちにも注意喚起しています。

 

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【細菌とウィルスの違い】

 

細菌は目で見ることはできない小さな生物です。

一つの細胞しかないので単細胞生物と呼ばれます。細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を複製して増えていくことができます。人の体に侵入して病気を起こす有害な細菌もいます。一方で人の生活に有用な細菌も存在します（納豆菌など）。人の体には多くの種類の細菌がいて、皮膚の表面や腸の中の環境を保っています。

 

ヒトに病気を起こすことがある細菌として、大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌などが知られています。抗菌薬（抗生剤、抗生物質）は細菌を退治するための薬です。

 

 

ウィルスは細菌の50分の1程度の大きさで、とても小さく、自分で細胞を持ちません。

ウイルスには細胞がないので、他の細胞に入り込んで生きていきます。ヒトの体にウイルスが侵入すると、ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。このようにして、ウイルスは増殖していきます。

 

ヒトに病気を起こすことがあるウイルスとして、インフルエンザウイルス、ノロウイルスなどが知られています。風邪（普通感冒）はさまざまなウイルスが原因となります。いま流行中のコロナウィルスは強敵です。

ウイルスは大きさや仕組みが細菌と異なるので抗菌薬（抗生剤、抗生物質）は効きません。抗ウイルス薬はまだ少数しか開発されていません。