｜欧米人は基本、人前では日本人のように泣きません。

いったい誰がこんなコピーを。

北米（40,000スクリーン）のうち、ワイド4,000スクリーンで公開するメジャースタジオのブロックバスター作品にこんなタイトルつきを見たことはあるだろう。TOHOは予告作成の際につける、とんでもないコピー代表例が上記13あまり。

 

そもそも「全米を泣かした作品」って何が初め？　を調べたら、

 

1996年　ウーピーゴールドバーグ主演＜エディー・勝利の天使＞　あたりから始まっている。タイタニックやミリオンダラーベイビーに受け継がれていくらしいが、全米が泣いたにはなっていなくて、

2001年ショーン・ペン主演＜アイアムサム＞全米が涙した、無垢で純粋な愛の感動作となる。

 

いったいどうしてこんなおバカなコピーをつけるのか？　それはTOHOが全米ロードショーから遅れて数週間、公開結果を待ってから上映しているからです。世界同日公開ロードショーならあり得ない日本オリジナルです。

 

理由は古くからある習慣でもありますが、第一は字幕作成に時間が必要なこと。そして洋画字幕は邦画よりも入場者が平均して少ないことがこの煽りコピーを生まれ出させたよう。もちろん日本での公開に向けて高い配給権を回収するため、公開前1週間は広告やイベントを最大限に使い、初日満員御礼を狙っているからです。

 

 

正確には、これを必死に追いかけたねとらぼの記事参照。